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2012年1月24日

「流体集束プロペラによるマイクロ水力発電システムの開発」が新技術開発財団の助成対象に

助成金贈呈書

「流体集束プロペラによるマイクロ水力発電システムの開発」が財団法人新技術開発財団の助成対象に選ばれました。

以下、財団ホームページからの抜粋です。

【技術開発内容】

 小水力発電は、地域の水資源を有効活用できるエネルギー源として見直されつつある。特に2011年3月11日の大震災以降、電力買取制度、用水路等の水利権、発電・送電方式について議論がなされており、法改正による規制緩和の方向に進みつつある。しかし、農業用水のような小規模の水資源は一般的に流速が遅く、発電効率に課題があった。

ベルシオンプロペラ

 本技術は、風力発電用風車で実績のある特殊な形状のプロペラ(ベルシオンプロペラ)を水力発電用の水車として用いることにより、従来技術よりも低流速での発電を可能とし、かつ圧倒的高効率での発電を実現するものである。このプロペラの特徴は、根元側の翼幅・ピッチ角を小さく、先端に向かうほど翼幅・ピッチ角を大きくなるように設定し、また翼端に流れの上流側に折り曲げたウイングレット形状を持たせることにより、特に低流速域で高いトルクが得られるようにしたところにある。風力発電では風の方向が一定しない、風速の変動が大きいなどの理由からこのプロペラの性能を十分生かし切れていなかったが、水槽実験の結果、水の粘性に対してプロペラの設計パラメータを最適化することにより、水力発電に応用した場合には低流速で従来技術の数倍の発電効率を得る見通しが得られた。

水力発電用水車への応用

 本開発ではプロペラの設計仕様の最適化を中心に、増速機、発電機との組み合わせでのマッチング、コントローラの設計・試作を行い、実用化を目指す。

 本方式は、設置時に既存の水路に対し何ら手を加える必要がなく流れに影響を与えることもないため、水利権等の問題に対してもハードルの低い方式となっている。本技術の実用化によって、従来技術では困難であった小規模な水路等での発電が可能となり、今後の自然エネルギーの活用技術として大いに期待される。

関連リンク : 財団法人新技術開発財団 - 第88回新技術開発-08

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